2025/03/17 08:52


落ち込んだときには、できるだけ早く機嫌を取り戻すこと。

そしてそれには、自分で自分の機嫌を取ることが欠かせません。

でもね、このときに1つ、忘れないでほしいことがあって。

気持ちが沈むのは悪いことじゃない。

これを大前提にしてもらいたいんだよね。 

早く機嫌を直そうとするあまり、落ち込むこと自体を否定する人がいるの。

でもそれをやっちゃうと、自己否定に走ってしまいます。 

すぐ落ち込む自分は情けないとか、自分の器が小さいせいだとか。

こういう考え が、いちばんダメなんです。

あなたは、替えのきかない大事な人です。

この世界にたった1人の存在であり、あなたにしかできないことがある。

あなたがいるおかげで、幸せな気持ちになる人がいるんだよね。 

そんな大事な自分が落ち込んじゃうぐらい、嫌なことがあったんだよ。

滅入るのは当たり前で、それを責めちゃいけません。

こういうときは、「わかるよ」「つらいね」って、まず自分の気持ちに寄り添ってあげたらいいんだよね。

嫌なことがあって友達に相談したとき、相手から「それはあなたが悪い」とかって責められたら、傷口に塩を塗られるみたいな苦痛を感じると思います。

たとえ自分に非があったとしても、そんなのは誰よりもいちばん自分がわかってるんだよな。

わかっていても、自分ではどうにもならず苦しんでるわけでしょ? 

なのに追い打ちをかけるように「おまえが悪い」なんて言われたら、為す術がないじゃない。

ということを、あなただってわかっているはずなの。

そして、あなたが友達から相談を受けたときには、きっとやさしい言葉をかけていると思います。 

ところが、自分のこととなると急に厳しくなる。それっておかしいよな。

自分に厳しいのは当たり前だと思うかもしれないけど、ひとりさんに言わせると、自 分にこそやさしくしなきゃダメなんです。

自分にとって、いちばん大事なのは自分です。

いつもがんばっている自分をもっと褒めてあげるべきだし、傷ついたときには、心に寄り添い、受け入れ、認めてあげてほしい。

厳しくお尻を叩いてばかりなんて、自分が可哀そうだよ。

自分の心を誰よりも理解できるのは自分であり、自分以上に自分を大切にできる人はいません。

この世界で、自分をとことん可愛がってあげられるのは自分だけなんだから、たとえ世界じゅうを敵に回しても、自分だけは自分を見捨てちゃいけない。 

全力で自分の味方になってあげてください。