2024/08/31 08:55

神的「まぁいいか」は、世の中にある、善悪のいずれにも属さない「グレーゾーン」を意味する言葉でもあります。
多くの人はすぐに善悪をつけたがったり、正誤をつけたがったり、白黒つけようとするんだけど、それって自分もほかの人も苦しくなるんだよね。
この世は、曖昧なところがなきゃダメなんです。
どっちでもいいやっていう、肩ひじ張らない気楽さも大事なんだ。わかるかい?
1日の流れのなかにだって、グレーゾーンはあるんです。
朝が来て、昼が来て、その次にいきなり夜が来ることはないよね?
昼と夜の間には、夕方という曖昧な時間が挟まれている。
今日は夕方がなかったね、なんてことは絶対にありません。
自然にも、グレーゾーンが必要だからです。
夕方の「夕」という言葉は、昼と夜を結ぶ「結(ゆう)」の意味なんです。
いきなり真っ暗になると、夜目のきかない動物たちが困ったりする。
だから、徐々に暗くなって「もうすぐ夜ですよ」っていう合図が必要なの。
きちっと割り切れる数学みたいに、自然は簡単に区切れないんだよね。
それは人間も同じです。
私たちの生活のなかには、白でもない、黒でもない、そういう部分がいっぱいある。
グレーゾーンが欠かせません。
というか、そもそもこの世界で起きることの8割は、白黒つける必要なんてないの。
適度にいい加減でいいんです。
それなのに、無理やり白黒はっきりさせようとするから、生きづらくなるんだ。
完璧な善人でいようとか、100%正しく生きようとすれば、必ずどこかでゆがみが生じるよ。
人間関係も仕事も、スムーズにいかなくなる。
でもね、肩の力を抜いて「まぁいいか」を口癖にしていると、だんだん気が楽になって、つらい気持ちが薄れます。
あなたのグレーゾーンが広がって、自然と笑えるようになる。
神的「まぁいいか」は、魂を成長させる意識そのものなんだ。