2024/08/17 09:07



私は自分に自信がなかった頃、

「お姉ちゃんって頭がよくてすごいのよ」「あの人ってこんなところがすこいのよ」って、ひとりさんによく話していました。


そんな私に、ひとりさんは言いました。

 「えらいな、みっちゃんはほめる達人だな。


でもみっちゃんさぁ、オレに言わないで本人に直接言ってごらん。その人、喜ぶよ」


恥ずかしがり屋の私が、勇気を出して家族や友だち、トイレ掃除をしているおばちゃん、高速道路のおじさん、職場の仲間、出会う人出会う人をほめていたら、みんな笑顔になって喜んでくれました。


自分で自分のこともほめるようになったら、次々と奇跡が起こるようになりました。


体や肌の調子がよくなって、周りから愛されるようになりました。


そして、「斎藤一人ほめ道」(PHP文庫)など、ほめることについて本まで出版させていただきました。


ほんとうに信じられないような奇跡が次々起こり続けています。


「みっちゃん先生は貴重なんです。


ほめてもらいたい人間の中に生きているのだから、ほめる人が貴重で、みんなが喜ぶことを率先してやっていれば、それでうまくいくようにできているんです。


世間が喜ぶし、神が喜ぶんです。


それで成功しないわけがない。


ほとんどの人間は、ほめれば好かれるのに、ほめてもらうことに命をかける。


でもさ、オリンピックで金メダルを取ったって、すぐに忘れられちゃうことだってあるだろ。


ほんとうは、ほめてもらうよりも、ほめてあげるほうが簡単だし、人の記憶に残るんだよな。


悪口言っているより、ほめてくれるほうがいいに決まっているんです。


いいに決まっていることだけやっていれば、その人の人生よくなるに決まっている。


そんなシンプルなものを複雑に考えてしまうんだよな」


 ほめる人は貴重。


ほめる人に、奇跡が起こるのです。



斎藤一人 みっちゃん先生 著

『父の愛、母の愛』より