2024/08/16 08:05



あなたはあなただし、ひとりさんはひとりさんです。


いちいちほかの人と自分を比べず、ありのままの自分で勝負すればいい。


キーワードは「私は私」なの。


でもね、自分の個性を宝物だと思えなければ、

「私は私」と思うことが苦しくなっちゃうんだよ。


いまの自分でいい、このままでいいっていう安心感がないと、誰かと比べては落ち込み、がんばっても思いどおりになれない自分に絶望するだけなの。 


そういう人はなんでもいいから、まずはひとつ、自分のダメなところをゆるしてごらん。


自分を無理に捻じ曲げようとせず、

「それでもいいよね」って自分を認めてあげることだよ。


あのね、苦しさって、あなたの魂の


「もっと自分を好きになってよ!」っていう声なの。


その苦しみは、愛に飢えた魂の叫び声なんだよ。


それに気づかずいつまでも自分を責めるから、魂はますます苦しくなる。


どんどん 生きづらくなっちゃうの。


試しに、一度自分に愛情を注いでみな。


びっくりするくらい、生きることが楽になるから。


でね、ちょっとでも自分を好きになれたら、個性磨きにも拍車がかかるんです。


だってさ、好きな人のためだったら一生懸命になれるでしょ?


好きな彼女(彼氏)がいたら、誰だって喜ばせてあげたいと思うよね。


自分にできることは、なんでもしてあげたいって思うじゃない。


好きな人が困っていたら、見て見ぬふりなんてしないでしょ?


それと同じで、自分を好きになると、自分のことが気になって気になってしょうがなくなるんだよ。


いつだって自分を喜ばせたいと思うし、ちょっとでも悲しそうにしてたら「大丈夫だよ」って寄り添ってあげたくなるものなの。


私はいつも、自分のことを「ひとりさん」と言うんだけど、それって自分が大好きだから、「さん」をつけてあげたいんだよね(笑)


自分をすごく大切に思っているの。 


みんなも、そんな感覚になるまで自分を好きになってごらん。


個性磨きにも、気持ちの入り方が違ってきちゃうから。



斎藤一人 著

『私は私』より