2024/08/02 08:56

「そのままの自分」ってどんな自分なんだろう?
本当の自分がわからなくなっている人って多いんです。
生まれたばかりの赤ちゃんってさ、本当に無邪気だろ?
甘えたり、 はしゃいだり、笑ったり、好奇心いっぱいだよね。
自由で、あるがままだろ?
そのころの自分に戻ればいいんです。
ただ、環境や育てられ方のせいで、すぐに「そのままの自分」に戻るのは難しい人もいるんだよね。
あとの章で、はなちゃんがいろいろな方法を教えてくれるから、試してほしいけれど、まずは自分の好きなことをいっぱい探してみることだよね。
フラダンスを踊るでも、釣りに行くでも、映画を見るでもいい。やりたいことを見つけてみるんです。
ひとりさんは、旅をして、田んぼを見るとすごくいい気持ちになれるの。美味しいそばとかラーメンとかあれば最高だよ。
「ふわふわ」と心を軽くして、好きなことをしていると、楽しいアイデアが次々わくし、神様のメッセージも届きやすくなるんだよ。
心が悲鳴を上げている人は、自分が好きなことすら忘れている場合もある。
何をやれば楽しいのか、何をすると気持ちが高揚するのか、わからなくなっているんです。
そんなときは、小さいころ好きだった食べ物を思い浮かべてみるといい。
駄菓子でも、シュークリームでも、うな丼でもいいの。
それを食べてみることだね。
好きな味、恋しい食べ物を味わうことから始めてください。
心が疲れているなら、ステーキとか、焼き肉とかガッツリした肉を食べるといいよ。
こういうときは、肉がパワーを与えてくれるんです。
次に子どもの頃にやりたかったことを思い出すの。
そのころできなかったことも、今ならできるかもしれないからね。
子どものころにやりたかったバイオリンを還暦から始めた人がいるけど、「うまくならなくてもバイオリンを持っているだけでしあわせだ」って言ってたよ。
あとは、イヤなことを少しずつやめていくんだよ。
嫌いな人とも離れたほうがいい。
そうすると、楽しむ余裕ができるからね。
そうやって、イヤなことをやめて、少しずつ好きなことを思い出して、増やしていくんだよ。
「そのままの自分」を取り戻すためには、これが、特効薬なんだ。
斎藤一人 舛岡はなゑ 著
『同じことをしてもうまくいく人いかない人』より