2024/07/19 08:02



私たちの肉体は死ぬと土に還りますが、魂は生き続けます。


また何度も生まれてくる。


その目的は「魂の成長」です。


「魂の成長」とは、清く正しく美しく生きることだと思っている人も、なかにはいるかもしれません。


そのように生きて幸せなら、それでいいんです。


ただ、なかには、そのような生き方が向かない人もいるのです。 


そういう人に「清く不純に美しく生きて大丈夫だよ」と言うと、ホントに“いい顔”するんですよ。


いやあ、それが大事なことだと、私は思っているのね。


不純といっても、人を傷つけたり、法律を犯すんじゃないんですよ。


たとえば、女性の場合、「ブランドのバッグがほしい」とか、そんな程度なんです。 


そんな程度でも、そのバッグをダンナさんに買ってもらおうと、奥さんはおいしい料理をつくったりして、一生懸命、喜ばせようとするでしょ。 


仕事を持っている人だったら、一生懸命、会社の社長さんやお客さんに尽くして、お金を稼ごうする。それって“いいこと”じゃない?


男の人だと、たとえば、カノジョとデート中でも、好みの女性を見かけると 「おっ」って目が追いかけちゃう(笑)


目が勝手に、そっちを見ちゃう(笑)


だけど、それと同時に、ちゃんと理性でもって自分を制しているんですよ。


ひとりさん的には、もう十分立派です。これ以上の悟りは一万年後でいいんです。


よく“いいこと”をしても「女性にモテたい」「バッグがほしい」とか下心(欲)があっちゃいけないよって言うんだけど、そんなことないですよ。


ブッダ もキリストも大欲があったんだよね、

「大勢を救いたい」という。 


「女性にモテなくていい」 「パッグも洋服もいらない」そこまで悟っちゃったら、 楽しみがないじゃない? 


それよりも、今よりもっと幸せになりましょうよ。


あなたが幸せになることが、やがて必ず誰かを助けることになるのだから。



斎藤一人 柴村恵美子 著

『人は死んでも生き続ける』より