2024/07/08 07:56



魂が成長してくると、「こういうところは直したいな」っていう自分の弱点みたいなものが見えてきます。


もっと愛を基準に生きようとか、好きなことをしようとか、我慢はやめようとか。

でね、たとえば
「人に対して上から目線になることがある」
「自分だけが正しいと決めつけることがある」
「傲慢になるときがある」みたいな気づきがあったとします。

こういうのを直したかったら、人を褒めるのがものすごく効果的なんです。

誰でもいいから、毎日1人、何かいいところを見つけて褒めてごらん。 

それができたら1日2人にして、それもできたら3人…と増やしていくの。

褒めて喜ばれることを、修行だと思ってやるんだよね。

1日3人褒めるのって大したことないと思うかもわかんないけど、毎日やり続けようと思うとけっこう大変だよ。

ウソで褒めても、相手にはそれが伝わって嫌な気分にさせるだけだから、心から喜んでもらうためには本気で素敵なところを探さなきゃいけないしね。

だけど、人のいいところ探しに夢中になっていると「我」が消えるの。

上から目線の傲慢な人って、我が強すぎるんです。

つまり、我を小さくすることで傲慢から卒業できる。

だったら、うんと人を褒めて我を小さくすればいいよね。

人を褒めると相手にも好かれるし、一石二鳥なんだ。


斎藤一人 著

『一人道』より