2024/07/02 08:06



「幸せの道」というのは、 本当は誰にでもあります。

私には私の道、あなたにはあなたの道があるんです。

その道が、なかなかはじまらないあなた、もしかして周りの意見のほうを聞きすぎていませんか?

周りの人の言う「幸せの道」は、周りの人が歩く道です。

それは、自分の道ではない生き方なのに、そうしなくてはいけないと思い込んでしまっているから、なかなか、自分の道がはじまらないのです。 

人の意見は聞いてもいいんです。

ただ、最終的に、どう生きたいのかを決めるのは自分です。

だって、誰かの意見に従って生きたら、それは誰かの人生になってしまうでしょ。 

というよりもね、誰かの人生を生きようとしても、結局、人は自分以外の人間にはなれないんですよ。

だから、モヤモヤするんじゃないかな。

そして、そのモヤモヤは、天の神さまが、そんなことを望んでいない証拠じゃないかな。

それよりも、自分の気持ちに素直になって、一歩、足を踏み出してみること。

そこから、自分の「幸せの道」がはじまるんです。

私はそう思っているから、前項に登場した女性にも言ったのです。

「好きなものは、好きだって言えばいいんだよ」って。

「もし、あなたが、そうしたいのなら、その男性にも好きだって言えばいい。それって悪いことではないからね」と言いました。

そう言ったのは、その男性とうまくいくからではないんですよ。

今まで自分を抑えて生きてきた人が、自分の気持ちに素直になれるって、ものすごい解放なんです。

たったひと言、「好き」と言えただけで幸せなんです。

その幸せが、この先につながっていく。

ここから先の人生がうまくいくんです。

ただし、これはあくまでもひとりさんの意見なんです。

あなたは、あなたの幸せを追求して明るく楽しく生きていくことです。


斎藤一人 柴村恵美子 著

『人は死んでも生き続ける』より