2024/06/11 08:00

どうしたらものごとをおもしろく考えられるんですかって言うんだけど、
それは、おもしろく考えようとする努力だよね。
私なんて、何でもおもしろく考えるようにして何十年も生きてきたから、回路がすぐスッとおもしろい方に行くんだよね。
これってね、おもしろく考えようって思う努力なの。
人生ってね、おもしろく考えてると、おもしろい人生になるんです。
その反対で、おもしろく考えない人は、人生もおもしろくなくなっちゃうの。
あのね、人って放っておくと、悲しいこととか苦しいことを考えるようになってるんです。
脳を放っておくと、そういうことばっかり考えるようになってるの。
だから、いつも悲しいんですとか、苦労が多いんですって言ってる人は、おもしろく考える努力を怠ってるんだよね。
言い方が悪いかもしれないけれど、簡単に言うと怠け者なんです。
魂の怠け者なの。
起きたことは、良くも悪くもないんです。
それを否定的に考えるのは簡単なんだよね。
でも、起きたことをおもしろく考えたり楽しく考えたりするのには、ひと工夫いるんです。
要は、「味つけ」なんだよね。
料理でも、肉だけ食べてるとか、野菜だけ食べてると味気ないよね。
だけど、塩をかけたり醤油をかけたり味つけをすると、同じ素材でもうんとおいしくなる。
味のある人っていうのは、料理と同じで味つけが上手い人なんです。
人生に対する味つけ上手なの。
松阪牛が美味いって言っても、肉だけ食べてたらそんなにおいしいわけないんだよ。
ところが、塩やコショウをかければ相当おいしくなるよね。
人生もそれと同じなんです。
起きたことをそのまま食べてる人がいるんだよね。
それだと、無味乾燥で何のおもしろ味もない。
そこにユーモアを交えるとか、ちょっと味つけをすると、抜群におもしろい人生になるんです。
舛岡はなゑ 著
『斎藤一人 奇跡を起こす大丈夫の法則』より