2024/05/30 08:57

大切な人が病気 (ケガ)をすると、心配でたまらないよね。
何かしてあげられることはないかな?
元気にしてあげられる方法はないかな?って、周りの人はすごく悩む。
でもね、「これをしてあげたら、相手は即元気になる」っていうアドバイスはないんです。
100万人いたら、言葉だって表情だって100万通りあるし、受け取るほうも100万通りの受け取り方がある。
100万人がそれぞれ違う考え方で、さまざまな状況で関わり合えば、そこでまた別の考え方が生まれます。
それこそ無限の考え方があるから、そのなかで誰にでも共通するアドバイスを見つけようと思っても難しいよね。
だけど、ひとつだけ言えることがあります。
あなたが愛を持って接していたら、発する言葉ひとつひとつが相手にとって薬になるし、あなたのちょっとした表情が相手を癒すの。
愛のある言葉や表情なら、そのすべてが薬になることってあるんだよね。
だから、まずは愛を忘れないことが大事なんだ。
それとね、やっぱり病気の人に対しては、必要以上に心配の波動を送らないようにしなきゃいけない。
少しでも楽しい気持ちになって、痛みや苦しみを軽くしてあげたいと思うのなら、まずあなたが楽しくすることを忘れちゃダメなんだ。
どういうことですかって、
例えばお見舞いに行くんだとしたら、その前にあなた 自身が買い物をしたり、カラオケに行ったり、友達と会っておしゃべりをしたりして、めいっぱい楽しむこと。
あなたが明るい波動で満たされた状態で、お見舞いに行ったほうがいいんです。
そうするとあなたの波動に影響され、患者さんの波動まで明るくなるから。
同情したって、病気は治りません。
そんなことより、あなたの元気な波動を送ってあげるほうがよほど大切だし、楽しいし、何よりもっとも効果的です。
自分だけ楽しむって気が引けるかもしれないけど、むしろ、その「申し訳ない」という思いが嫌な波動になるんだよね。
あなたは、そんな重苦しい波動を病室に持ち込みたいかい?
遠慮なんていらないの。
あなたがじゃんじゃん楽しんで、明るい波動を出せばいいですよ。
斎藤一人 著
『神的まぁいいか』より