2024/05/14 08:24



以前、こんな質問を受けたことがあって


「友人がある宗教に入っているのですが、話の流れで“そういう考え方もいいね”と言ったら、興味があると誤解されたのか、頻繁に勧誘されるようになりました。 こういうときは、どう断ったらいいでしょうか?」

まず、「いいね」という言葉で勘違いしちゃう相手には、これからはあまり共感の言葉を使わないことだよね(笑)

感じ悪くない程度に、「へぇ〜」「ふぅ〜ん」で言葉を濁せばいい(笑)

それでもなお勧誘してくるんだとしたら、「私はそういうのに興味がないの」って、はっきり伝えてあげるのが愛だと思いますよ。

もちろん、あなたがその宗教に興味があるんだったら、いくらだって話に花を咲かせたらいいんだよ。 

この地球は、人それぞれ自由に好きなことをしていい場所だからね(ただし犯罪や人を傷つけることはダメですよ)。

でも、興味もないのに気のある素振りをするのはやめたほうがいい。

嫌だなぁと感じたらきっぱり断ればいいし、それでもしつこく勧誘してくるときは、やっぱり付き合い自体を考えなきゃいけないよね。

嫌なことを押しつけるのは、友達のすることじゃないんです。

それをしてくるということは、相手はあなたを利用しているだけだからね。

ということを相手に学んでもらうためにも、友達をやめる。

それもまた愛なんだ。

自分の意見をはっきり言えない人ってけっこういるんだけど、遠慮してると、自分が苦しくなるんです。

はっきり言うと角が立つとか、相手に嫌われるとか心配するんだけど、ひとりさんに言わせると、そんなことであなたを嫌うくらいなら、もともとその程度の関係だったんだよね。

そんな相手と付き合っていても、遅かれ早かれ、仲違いする日がくるの。 

嫌な相手と一緒にいるのって、必ず我慢の限界がくるから。

と思ったら、むしろ嫌われたほうがいいっていう解釈もできるよね。

勝手に怒って向こうから離れてくれたら、こんなに楽なことはない(笑)

嫌なことを嫌と言えるようになるのも、魂の成長。 

これも大事な学びなんだ。


斎藤一人 著

『私は私』より