2024/05/01 08:28



以前、ある人が人間関係に悩んでいました。

「相手はよかれと思って世話を焼いてくれるのですが、 こちらにとってはそれが迷惑で·····この気持ちをどう伝えたらいいのかわからず、困っています」

こういうのって、波動の問題なんだよね。

自分がいつも明るくて楽しい波動とか、「嫌なことは受け入れません」っていう強い波動を出していれば、迷惑な相手は自然と周りからいなくなるの。

ひとりさんの辞書には、「ありがた迷惑」っていう言葉がないんです。

ありがたいと思うことはあっても、迷惑に感じることが起きないから。

たとえお節介で過干渉な人がいても、俺はその人の言うことを聞かないの(笑)

右の耳から聞いたら、そのまま左の耳に抜けていく(笑)

それでも相手がしつこく何か言ってきたら、はっきり「結構です」って伝えます。

そういう、聞き流したり断ったりできる強さがあれば、そもそもありがた迷惑なことに遭遇しなくなるんだよね。

聞き流したり、断ったりできない人って、“いい人”でいなきゃいけないと思ってるんじゃないかな。

だけど、いい人になんてなる必要はないよ。

嫌なことを嫌と言ったからって、悪い人間になるわけじゃないから。

もっと自分に正直になっていいんだ。

というより、そうじゃなきゃつらいでしょ?

いい人をやめることで、相手を傷つけてしまうかもしれないと思うんだったら、上手にウソを活用すればいい。

気乗りしないことに誘われた時は、「その日は用事があるからゴメンね」みたいな感じで、適当な理由をつけて断るとかね。

それと、断る時は笑顔もポイントだよ。

ひとりさんが人の言うことを聞かない時って、いつも以上に笑顔なの。

普通の人は、相手の意見を受け入れたくない時って、どうしてもこわばった顔や、曇った表情になるんだよね。

でもひとりさんの場合は、満面の笑顔で「うんうん、なるほどね~」って。

そう言いながら、実際は全然言うことを聞かない(笑)

当たりは柔らかいけど、自分の意志は鋼より強いんです。

だって、俺には俺の意見があるんだもの。

自分の意志に逆らってまで、人の言うことなんて聞きたくないよ。

そういう強い気持ちを持ちながら、表面的には優しく穏やかに見せる。

これが笑顔のマジックなの。

相手を傷つけることなく、自分も我慢しないで済む。

笑顔って、本当にあらゆる場面で役立つんです。

そうやって笑顔で5回も断れば、6回目は誘われなくなる(笑)

すごく簡単なことだよ。


斎藤一人 著

『楽しんだ人だけが成功する』より