2024/04/25 08:28

人の顔が1人ひとり違うように、花の咲く時期もみんな違います。
いつ、どこで咲くのか?
どんな花が咲くのか?
すべて決まっていますが、知っているのは神様とその人の魂だけです。
もし、あなたの身の回りに花が咲かなくて不安に思っている人がいたら、「大丈夫ですよ」と自分のきれいに開いた花を見せてあげましょう。
それまでに重ねてきた失敗について話してあげると、相手の人に1つ、肩の荷を降ろしてもらうことができます。
成功した話ばかりをすると、
「自分にはできそうにない」って、相手の心を硬くしてしまうんです。
だから、私は、『成功』っていう字を、よーく見てみると、小さな 『失敗』という文字の集合体なんですよ
というお話を、よくさせてもらいます。
そうなんです。 成功って、「小さな失敗」 が集まってできあがっているんですね。
失敗して、恥をかいて覚えたことって、 忘れないんです。
だから、失敗を避けるのは、学ぶのをやめてしまうことと同じです。
恥ずかしかったことや、失敗の体験談は、ぜひ進んで人に話してあげてください。
失敗をすると、長い間、反省する人がいます。
反省中は、心も頭も停滞しているので、じつは休んでいるのと同じです。
「やっちゃったなぁ。でも、こうすると失敗するってわかって、ツイてる!」と、 いかにすぐ気持ちを立て直すかが勝負なんです。
「ツイてない人って、最初から最後までツイていない、だから失敗したって思っているんだよな。
でも、ツイてないって恨めしく思うのは最初の段階のことで、そこからツイてるに変えちゃえばいいだけなの」
あるとき一人さんが、あるお宅で階段から落ちたあとで、夕ごはんを食べ ながら言いました。
「俺さ、さっき階段から落っこちただろ?
本能だよね、落ちた瞬間、やっぱり頭にくるんだよ。
『こんなご丁寧にワックスかけることないじゃないか』って、人の家なのに(笑)。
信ちゃんは、サンダルで、 はだしだった私に、玄関で靴下貸してくれたよな。
『はだしだったら滑らなかったのに!信ちゃん、わざわざ靴下貸さなくてもいいじゃないか〜』って、一瞬、思ったの(笑)
それで、最後にやっと『こんなものですんで、ツイてたな。みんな親切でやってくれたんだもんな〜』って思えたんだよ。
でも、最初は、『痛い』とか、『こんにゃろう』とか、本能で思っちゃう。
そこで、 『ツイてること』を思い返すんだよ。
『人生を変えるクセ』がついてるんだね。
私は、5回か6回、改良すれば、人は絶対に成功するって信じてるの。
次回、あのお宅に行ったら、階段の手すりにつかまって、すり足で歩くよ」
成功の達人のひとりさんから、こんなことを言われたら、安心しますよね(笑)
「地球は行動の星である」
ひとりさんがよくそう言います。
天国で習ってきたことを実践して、
「失敗するか」 「成功するか」を試すために、私たちはここにいます。
行動してみないと、なにひとつわからないんです。
行動して、恥をかいても、失敗をしても、そこには必ず学びがあります。
頭から 「どうせうまくいかない」と思うことはやめて、 「ツイてる」と思うと、 小さな失敗がたくさん集まって、成功の花が咲いていきます。
失敗したときは、「ツイてる」ことを思い返しましょう。
ツイてないことがツイてることに変わります。
斎藤一人 宇野信行 著
『成功の花を咲かせなさい』より