2024/04/01 08:34



魂の成長っていうのは、そんなに難しいものじゃないんだよ。  

ブスッとしてるより、笑顔のほうがいいに決まってるよね。  

その当たり前のことをやればいいの。  

人の悪口を言うより、人のことを褒めてたほうがいいの。  

自分が悪口を言われても自分は言わないほうがいいんです。  

結局、魂の成長って大人になることなの。  

愛されるのでも、「愛されるためには自分の気持ちを殺して…」とかって思うけど、そうじゃないんだよ。  

もともとの魂はキレイで〈我〉がないの。  

それが生きてるうちにいろんな我がついて、それが魂の汚れになってるんだよね。  

その汚れで大切なものが見えなくなると、心を抑えようとするんだよ。  

以前、週刊誌で私のことを「あることないこと」書かれたこともあったけど、普通ならそれを読んで湧いてきた自分の感情を抑えようとしたり、我慢するんだよね。  

でも私の場合だと「向こうも商売だからしょうがないか」って思うんだよ。  

それに、その週刊誌を出した出版社の中にも私のファンがいるの。  

だから、全然大した問題じゃないんだよね。  

魂は天国に行っても成長するし、地獄に行っても成長するの。  

常に生成発展してるんです。  

地獄に行くのは、そのほうが魂の成長になるから行くんだよ。  

人は成長しないことはできないの。  

引きこもりの人でも〈引きこもり〉という行動をとってるんだよ。  

それで、「引きこもるとどうなるか」という経験から学ぶんです。  

だから、「何もしない」ということはできないんです。  

「これは魂の成長だ」って考えている人は成長が早いの。  

でも、神様は決して人に急がせようとはしないんです。  

なぜなら、魂は永遠だから。  


柴村恵美子 著  

『斎藤一人 人生に悩んだとき神様に応援してもらう方法』より