2024/03/28 08:21



「金」や「ダイヤモンド」っすごく高値で取引されていますよね?     


これはなぜかというと、「希少価値」が高いからです。     

では、人の場合はどうでしょう。     

「希少価値の高い人」ってどんな人でしょうか。     

「美男・美女」や「天才」というのは生まれつきで決まりますから、誰にでもなれるものではありません。     

しかし、ひとりさんは「希少価値の高い人」には誰でもなれると言っています。     

それは「人をほめる人間」になることだそうです。     

そのことを、ひとりさんはこう、説明してくれました。     

「特に日本っていう国は、ほめる人間がすごく少ないんだよ。     

ほめられたくて努力をしている人間が山ほどいるのに、ほめる人間が少ない。     

ほめる人間がいちばん需要があって、ものすごく必要とされているのに、ほんとうに少ないんだよね。     

この世の中には需要と供給のバランスというのがあって、商品でも何でも、需要が多くて供給が少ないものは希少価値が高くて、よく売れるんだよ。     

だから、需要がいちばん高い『ほめる人間』になったほうがいいに決まってるの。     

そういう人間は、世の中で貴重だから、みんなから好かれて、出世もするし、会社もうまくいくし、とにかく何でもうまくいくものなんだよ」     

この話と関連して、ひとりさんから「人間はダイヤモンドと同じ」という話も聞きました。     

「ダイヤモンドって、誰が見ても輝いてるんだよ。     

でも、ダイヤモンドを見て『ほしい』と言う人もいれば、『いらない』って言う人もいるし、『値段が高い』って言う人もいるよな。     

人によってみんなそれぞれ言うことは違うんです。     

だけど、ダイヤモンドにとって、そんなことは関係ないの。     

誰が何と言おうが、何と思おうが、関係なしにキラキラ輝いているんだよ。     

人間もそれと同じ。     

まわりがどうこうに関係なく、自分がいつもニコニコ笑顔で、明るい言葉を話していれば、誰が見てもそういう人は輝いているように見えるんだよ」     

人によって態度を変えず、誰に対してもニコニコ笑顔で接して、明るい言葉をかけてくれる。     

こんな人はやっぱり、どこに行っても必要とされますし、まさに希少価値の高い人です。     

「笑顔」と「天国言葉」と「人をほめる」     

これを誰に対しても実践したとき、内側からも外側からも輝きだし、キラキラした人生が送れるのですね。     


尾形幸弘 著     

『斎藤一人の運を拓く教え』より