2024/03/23 08:37



仕事って、本来面白いものだって、ひとりさんは思っているんだよね。


でも、仕事は辛いって思っている人も世の中にはいるよね。

そういう人は、何をどうやろうとも面白いって思えないかもしれないよね。

よく考えてごらん。

仕事って一日だいたい8時間ぐらいするよね。

面白いと思う人は8時間楽しめて、辛いと思う人は8時間嫌な時間を過ごすんだよね。

どっちの方が実際幸せになれるかな?

一日8時間楽しく過ごすか、嫌々過ごすか。

嫌なことって、たまに起こったりするよね。

でも、そういうのでも「面白いな、この問題を解決して、魂がもっと向上できるって楽しいな」って思えたとき、嫌な時間は消えていくよね。

ひとりさんもそうだけど、ひとりさんの弟子は、みんな仕事が好きなんだよ。

ひとりさんがずっと仕事に惚れていられるのは、仕事って年を取らないからだし、死なないからなんだよ。

自分がいなくなっても、仕事って無くならないで残っているんだよ。

それに、仕事ってつねに新鮮でもあるんだよね。

経営者が年をとっても、仕事は老けないんだよ。

仕事に合わせて働く人があまり老けないというのは、そもそも仕事が若いってことなんだよ。

たとえば、若い人たちとつき合っていると、自分まで若い気持ちになるようにね。

仕事って、常に最先端なものなんだよ。

毎日生まれ変わるから面白いんだ。

新しいものだから、誰も全部はわからないんだよ。

だから難しいということではなく、わからないから、それに果敢に挑戦できる、そこがまた楽しいってことなんだよ。

仕事って勉強と違うから、答えなんてないよね。

こうするとどうなるかなんてわからない。

そもそも、新しいものに答えなんかないんだ。 

答えがあるものは、もう済んだもの。

つまり、ひとりさんはいつも新しいものに果敢に挑戦しているんだよね。

難しいことなんてまったくないの。

難しく考えているだけ。

「面白いな」って思って、仕事に挑戦してごらん。

あなたならできるよ。


斎藤一人 著

『素直さこそ最強の武器である』より