2024/03/13 08:33



人の魂も、人生も、より豊かで幸せなほうへ進んでいくようになっています。    

それなのに、あなたが何か嫌な想いをしている、不快感を催すような考えをして苦しんでいるのだとしたら、まず立ち止まることです。    

その嫌な気持ちは「間違ってますよ。止まってください」という合図だからです。    

たとえば、1+1は「2」ですよね。    

それを「3」と書けば、間違いだから先生からペケをもらいます。    

「3」は間違いだ、ということがわかったのだから、次は「3」と書かなければいいのです。    

これが、間違いに気づいたときの軌道修正のコツです。    

ウマくいかないときは、ふりだしに戻って間違いを探すのもいいんです。    

「4」でも「5」でもいい、とりあえず「3」以外 のことをやる。    

そうやって、何か行動しているうちに正解の「2」にたどり着くんです。    

ただし、一度ペケをもらったことは次はやらない。    

同じ間違いを繰り返していたら、どんどん悪くなってしまうのですよ。    

わかりますか?    

いちばんの間違いは、同じ間違いを続けることなんだよ、と言いたいのです。    

同じことをやっているのはダメなんです。    

それで、「5」になり「7」になり、もっと嫌な気がする。    

それが、私たちのなかにいる魂からのメッセージです。    

あなたの魂は、あなたの人生をよく知っています。    

あなたがより豊かで幸せになるために必要なことを、あなた以上に知っているんです。    

そして、あなたが、あなたの生きる道からずれたとき、モヤモヤしたり、イライラしたり、嫌な気持ちを起こすことによって軌道修正を促そうとしています。    

ですから、合図が出たら、まず立ち止まるんです。    

同じことはもうやらない。    

そして、他のことをやらなきゃならないのです。    


斎藤一人 著    

『絶対、よくなる!』より