2024/02/14 08:07



「もっと、もっと」と望んでいるのになかなか成功しない場合は、相も変わらず、あなたが難しいことを考えているからです。

何度でも言うけれど、あなたが成功するのは、もっと簡単なことだよ。 

で、簡単ってどういうのですかっていうと、あなたですら簡単と思えることなの。

それでいて楽しいこと。 

みんなそれしかできないし、簡単で楽しいこと以外はしちゃいけないんです。

うまくいかないのは、難しいことをしすぎているんだよね。わかるかい? 

あのね、ひとりさんなんて「サーファー色白大会があったら、絶対俺が優勝だな」とか、そんなことばっかり考えているの(笑)

いや、笑い事じゃなくて、真面目な話なんです。

仕事でも何でも、自分が得意なジャンルでしか勝負してはいけないんだよ。

童話の「ウサギとカメ」を知っているかい?

ウサギとカメがかけっこで勝負するんだけど、ウサギが「カメに負けるわけがない」と油断して居眠りをしている間に、カメが追い抜いちゃうっていう話。

この物語の一般的な解釈は、

「どんなに力を持っている人でも、過信や油断で足元をすくわれることがある」とか「能力が低くても、真面目に歩みを進めることで勝者になれる」っていう教訓だよね。

だけど、ひとりさんの考えは違います。

カメはウサギと 「かけっこ」で勝負をしちゃいけないの。 

自分が得意な、泳ぎに持ち込まなきゃダメだったんだよって。

この物語では奇跡的にカメが勝ったけれど、そんなことは現実にはありえません。 

カメは「泳ぎ」で勝負しなきゃいけないんだ。

何でもそうなの。

自分が勝てそうなジャンルでしか戦っちゃいけない。

自分が勝てそうな大会(職種)がなければ、自分で作っちゃうの。

自分が主催して、ほかに参加者がいないから自分が優勝する(笑)。 だから負け知らずなんです。

どんなに欲がない人でも、例えば「競馬で2-4を買えば絶対当たる」とわかっていれば、間違いなく買いに走るよね(笑)

宝くじだって、確実に当たると知っていたら、日ごろ「宝くじなんか買うやつの気が知れない」なんてバカにしている人でも、絶対に買いに行く(笑)

しかも、できるだけたくさん買おうとするでしょ(笑)

こっちへ行けば確実に成功するとわかっている道があれば、誰だって迷わず行く。 

その道を、みんなに知って欲しいんだ。

斎藤一人 著
『令和の成功』より