2024/01/31 08:35

誰かに嫌な目に遭わされたときってね、こう思えばいいの。
自分が今、苦しんでいるのは、この世に生まれる前に、ソウルメイト(魂の仲間)にお願いしてきたんだって。
“申し訳ないけど、今世はこういう嫌な役をお願いできないかな?”
“自分の力で、今世こそ乗り越えて明るい道に進むから”
あなたがそう頼んで、相手に悪役を演じてもらっているの。
普通に考えたら、誰だって嫌な役なんてごめんです。
悪役であればるほど、頼まれても断りたいよね。
だけど相手の魂は愛の塊だから、“あなたの成長のために引き受けるよ” って言ってくれたんだよ。
もちろん、あなたの魂だって愛だから、過去世や未来世のどこかで、同じようにソウルメイトのために嫌な役を引き受けることもあるだろう。
そうやってお互いに愛を出し合いながら、ソウルメイトは順繰りでいろんな役割を担当するんです。
嫌な役回りをしてくれる人がいなきゃ、挑戦すらできません。
引き受けてくれた魂がいるおかげで、あなたは今世チャレンジできるんだよね。
その試練は魂同士で交わした約束事であり、あなた自身が望んで学びのために体験している。
ただし、それは目の前にいる嫌な相手に感謝しろという話ではありません。
自分が頼んだことだと思えば、相手を必要以上に憎むことはないよねってだけです。
嫌なやつに腹が立っても、“ナルホド、これは学びのチャンスなんだな” と理解すれば、いつまでも振り回されることはないでしょ?
その都度、自分なりのやり方で対処すればいい。
何を言われても聞き流したり、ガツンと言い返したり、さっさとその場を離れたり、臨機応変に適切な対応ができるじゃない。
それが心のモヤモヤを溜め込まない生き方であり、すでにくっついている汚れを落とすことにもつながるんだ。
斎藤一人 舛岡はなゑ 著
『斎藤一人 炎の浄化』より