2024/01/30 08:07


思うようにいかない子ども、気が利かないパートナー、仕事のできない部下、思いやりのない上司・・・


そんな「変えたい相手」に頭を悩ませている人は、とても多いと思います。


でもね、誰かを自分の思い通りにしようとするのはやめたほうがいい。


どんなことをしたって、絶対に人はあなたの思いどおりにはならないから。


いくら愛の力があっても、です。


というかほんとうの愛を出せる人だったら、そもそも相手を変えようとは思わないよね。


愛で誰かを変えようとするって、その時点で「これは見せかけの愛ですよ」と言ってるのと同じだから(笑)


本物の愛で変えられるのは、自分だけです。


あなたの愛で変えられるのは、あなただけなの。


子どもが変わりたいんだったら、子どもが自分で愛を出すしかない。


パートナーにしたって、自分自身で変わることを望み、自分で愛を出してはじめて変わるんだよね。


部下も上司も、みんな同じです。



ひとりさんはよく、愛を井戸水にたとえるんだけど。


神様って、1人にひとつずつ井戸をくれているんです。


だからよその家から水を汲まなくても、自分ちの井戸水を汲めばいい。


同じように、ほかの人もわざわざあなたの井戸から水を汲む必要はないの。


あなたの井戸はあなただけのものだし、子どもの井戸は子ども専用です。


旦那の井戸も本人だけのものだから、あなたがそこに勝手に水を足したり、抜き取ったりしてはいけないんだよね。


ようは、自分の愛は、自分の魂を成長させることしかできないよってこと。


あなたの愛は、誰かを変えるために使うものじゃない。


自分を変えることにしか使えないんです。


ただし、自分を変えることにかけては無限の愛が用意されている。


それはみんな同じだし、それぞれ自分のタイミングで魂を成長させていくから、心配することはなにもないんだ。



斎藤一人 著

『私は私』より