2024/01/29 08:05



魂の成長っていうのは、そんなに難しいものじゃないんだよ。   

ブスッとしてるより、笑顔のほうがいいに決まってるよね。   

その当たり前のことをやればいいの。   

人の悪口を言うより、人のことを褒めてたほうがいいの。   

自分が悪口を言われても自分は言わないほうがいいんです。   

結局、魂の成長って大人になることなの。   

愛されるのでも、「愛されるためには自分の気持ちを殺して…」とかって思うけど、そうじゃないんだよ。   

もともとの魂はキレイで〈我〉がないの。   

それが生きてるうちにいろんな我がついて、それが魂の汚れになってるんだよね。   

その汚れで大切なものが見えなくなると、心を抑えようとするんだよ。   

以前、週刊誌で私のことを「あることないこと」書かれたこともあったけど、普通ならそれを読んで湧いてきた自分の感情を抑えようとしたり、我慢するんだよね。   

でも私の場合だと「向こうも商売だからしょうがないか」って思うんだよ。   

それに、その週刊誌を出した出版社の中にも私のファンがいるの。   

だから、全然大した問題じゃないんだよね。   


魂は天国に行っても成長するし、地獄に行っても成長するの。   

常に生成発展してるんです。   

地獄に行くのは、そのほうが魂の成長になるから行くんだよ。   

人は成長しないことはできないの。   

引きこもりの人でも〈引きこもり〉という行動をとってるんだよ。   

それで、「引きこもるとどうなるか」という経験から学ぶんです。   

だから、「何もしない」ということはできないんです。   

「これは魂の成長だ」って考えている人は成長が早いの。   

でも、神様は決して人に急がせようとはしないんです。   

なぜなら、魂は永遠だから。   


柴村恵美子 著   

『斎藤一人 人生に悩んだとき神様に応援してもらう方法』より