2024/01/15 08:10


一人ひとり、考え方も個性も、いろんなものが違うなかで、「自分もステキ、あなたもステキ」というように認め合おうよ、と私が言ったのは、


「お互い好きあいましょう」とか「仲よくしましょう」というのではないのです。     


自分と他人との“差”をとるように心がけてみましょうよ、と言っているのです。     


“差”をとるというのは、たとえば、こういうことです。     


自分はダンナさんを愛している。それは素敵でしょ?     


でも、10回離婚している人も素敵なんですよ。     


「あの人ったらねぇ」って、批判の対象ではないのです。     


あの人はあの人の人生を歩んでる、あなたはあなたの人生を歩んでる。     


歩む人生は違っても、ともに魂の成長を目的に人生の旅路をいく“旅人”なんです。     


だから、たとえば、私は女性が好きです。     


男性が好きな男性もいるんです。     


それを第三者がとやかく言ったってしょうがない。     


自分が正しくて、あなたが間違っている、というものではないのです(だからと言って、私のことは狙わないでね(笑))     


また、働き者の人がいます。     


一人さんも働くことが大好きです。     


一方、働いていない人もいるでしょう。     


そういう人は、親御さんに養われているかもわからないし、一生かかっても使いきれないほどの財産を持っているのかもしれない。     


ともかく、その人なりの事情があるんです。     


だからと言って、私のように、働くのが好きで好きでたまらない人間を、無理やり休ませようとするのはよくありません。     


逆に、自分が働くのが好きだからといって、「だから、あなたも働きなさい」と言ったところで通らない。     


生まれつき、働き者ではない人がいるんですよ。     


「私はこれが好き。あなたはこれが好き。お互い、好きなことをやれてよかったね」     


「そうだよね、幸せだよね、豊かだよね」     


お互い大切な人同士、自分もガマンしないし相手にもガマンさせない関係であったら、最高にハッピーだと思いませんか?     


「私も生まれながらにして、すごい価値がある存在だけど、あなたも元から、すごい価値のある存在なんだよ」     


「自分も素敵だけど、あなたも素敵だね」     


そういうスタンスで話ができる世の中が、いちばんの理想なんです。   


そして実はこれが、いちばんの“さとり”なんです。