2024/01/08 08:43

小さいお子さんを持つお母さんから、こんな相談を受けたんです。
「子育てをしていると、なかなか自分の時間が持てず、つらいです」
子どもの面倒を見るのは想像以上に大変なことですから、苦しくなることもあると思います。
でもね、暗いほうへ考えちゃったら、ますます暗くなるような現実が引き寄せられるだけだからね。
「なんとかなる」
そう思ってごらん。
子育ての合間に、気晴らしでネットショッピングをしようとか、好きな芸能人のブログを読もうとか、やれることがけっこうあることに気づけるんじゃないかな。
ツワモノだったら、育児の合間に浮気できるな、とか思うかもわかんない(笑)
「なんとかなる」と思っていれば、必ずなんとかなるんです。
昔なんて、5人も6人も子どもがいたんだよね。
なかには10人くらい生むお母さんもいたの。
掃除機も洗濯機も炊飯器もない時代に、そりゃあ忙しくて大変だったはずだよ。
だけど、昔はそれが当たり前だったし、なんとかなったんです。
それに比べるとね、今は便利な生活家電もたくさんあるし、昔よりはるかに自分の時間を作りやすいはずです。
それなのに苦しいのは、呪縛のように「最善」を求めているからだよ。
家事や子育てに最善を求め過ぎて、がんじがらめになっちゃっているの。
掃除が毎日できなくたって、命に関わることはないよ。
ちょっとくらい料理をサボッても、外でいくらでもおいしいものが買えるの。
子どもの食事だってね、ご飯と具だくさんのお味噌汁でも食べさせておけば、ちゃんと栄養も取れて育つんです。きれいに盛りつけなくてもいいんだよね。
もっと手抜きしていいの。
そもそも考えてごらん。
あなたは、最善の親になれるほど優秀かい?
そうじゃなかったというのは、小学校、中学校・・・・と、過去の成績を見たらわかるよって(笑)
あのね、「中の下」だった人間が、いきなり「上の上」を目指そうって、それは無理だよ。
なんでも、ほどほどがちょうどいいんです。
斎藤一人 著
『絶対、なんとかなる!』より