2023/12/29 08:05


魂の成長って、人によって段階が違います。


だから当然、学ぶことも変わるんです。


よく、人に利用されてばかりいる人がいます。


そういう人は「利用したあの人が悪い」って思うかもしれないけれど、利用されたら、「私はあなたとは付き合わない」と断ればいいだけなんだよね。


その人にとってはまず、断ることが魂の修行なの。


「断ることができない」のは、その人の弱い波動が相手をつけこませるんだよ。


だから相手の問題ではなく、自分の問題なんです。


あなたの前に、嫌なヤツがいるとします。


ということは、嫌なヤツということがわかったんだよね。


それがすでに発見なんです。


あとはただ、嫌なヤツだとわかったんだから、付き合わなければいいんだよ。


でも未熟な人ほど「この人にもいいところがある」と言って、いいところを探そうとします。


でもそれは間違いなの。


なぜかというと、嫌われるヤツは“嫌われること”をしているんだよ。


だからその“嫌われること”をすることで「自分は人から嫌われているんだ」ということに気づいて、その人は初めて自分を直そうとするんだよ。


もちろん、相手のいいところを探してあげるのも、これも魂の修行になります。


でも、それでうまくいかなくなったら、次の成長なんだよ。


魂の段階によって出てくる問題も変わるから、同じ答えではダメなんです。



斎藤一人 著

『人生がすべてうまくいく“魂”の成長』より