2023/12/28 08:31



人生っていうのは、一度失敗したことは二度とやっちゃいけないの。  

たとえば、髪の毛を七三にして右分けで行ってダメだったなら、次に合コンに行く時は左から分けて行くの(笑)  

とにかくなんでもいいから、絶対に変えて行くんだよ。  

同じまま行ったらダメなんだよ。  

何も変えずに、  

「どこかに行ったら自分の好みの人がいるだろう」じゃないの。  

洋服を変えようとか、お化粧を変えようとか、笑い方を変えようとか、話題を変えようとか、なんでもいい。  

何も変えないのは、いけないの。  

ウケてないということは、自分に対する磨き方が足りないの。  

だから、何か一つでもいいから、自分の何かを変えて行くの。  

で、変えてもダメなら、また変える。  

このくり返しでどんどん「これじゃダメだ」とわかる分だけ、磨かれていくんだよ。  

オレの友だちで、結婚したいけど彼女ができない人がいたの。  

その友だちの趣味がね、競馬なの。  

「それ、『乗馬』に変えただけで、モテるようになるよ」って。  

「趣味はなんですか?」と聞かれた時、「競馬です」と言うのと、「乗馬です」と言うのとでは、ぜんぜん違うじゃない。  

どうせ相手は、馬なんだから(笑)  

これは笑い話だけど、本当に、ちょっとしたことなの。  

モテない人っていうのは、モテなさそうなことを言うんだよ。  

合コンに行ってモテなかったんだから、分け目を変えようが、オールバックにしようが、どんな小さなことでもいいから、とにかく次は同じことをするのは絶対にいけないの。  

「だれか自分を好きになってくれる人が、次の合コンでは現れるだろう」  

モテない考え方だよね。  

それを「相手まかせの人生」っていうんだよ。  

自分の成功を相手にゆだねるんだったら、相手が好きにならなかったら、永久にひとりになっちゃうんだよ。  

世の中というのは、主導権は自分が握るものなんだよ。  

そのためには自分が変化するしかない。  

わかるかい?  

「1+1=2」なのに、初めに「3」と間違った答えを書いたら、次は4と書こうが、5と書こうが、3と書くよりましなんだよ。  

また3と書くのだけは、絶対にダメ。  


6、7ってどんどん正しい答えから離れていった時に、戻ろうという気にもなる。  

ともかく、最高に魅力のない人っていうのは、同じことをするんだよな。  


宮本真由美 著  

『斎藤一人 モテモテ道』より