2023/12/10 08:44

「78対22の法則」別名「ユダヤの法則」ともいうものがあるんですが、それによると、人間がやることは最高で78%なのだそうです。
人は誰でも、何かをしようとするときは完璧を期します。
ところが、やってみると100%完璧にはいかない。
78%で人間の最高なんです。
たとえ完璧主義者であっても、100%はできません。人間に完璧はないんです。
完璧主義者というのは、完璧にできなかったことをずっと悔やんで自分を責めるか、他人を責めるか。
いずれにしろ、人間を責める人のことです。
そうなると、自分で自分のことを嫌いになるか、責めた人から嫌われるかのいずれかになってしまう。
私は、どっちも嫌だから、不完璧主義者なんです。
どちらがよくて、どちらが悪いといっているのではありません。
私の個人的趣味で、不完璧主義がいいといっているだけなのです。
ただし、不完璧主義だからといって、いいかげんにやるのではありません。
やるからには、やはり、100%を目指す。
でも、人間がやることは最高で78%だから、結果については、
「よかったね」というんです。
それで、できなかった22%をチェックしておいて、次回はこれを改良する。これで人はよくなるんです。
ただし、次回、この改良点を100%クリアしたつもりでも、まだ完璧とはいえない。
やはり、結果は78%です。
そうすると、再び残りの22%をチェックして改良する。
これを限りなく続けて行くことで、少しずつ、人は完璧に近づくんです。
でも、限りなく完璧を目指すけれど、完璧にはなれない。
だからこそ、退屈しなくて済む。人生が楽しいんです。
不完璧主義って、いいでしょ。
人に何かを教えるときもそうですし、教わるときも、不完璧主義でいると、楽しいですよ。
「完璧にできないことが許せない」といっていると、教えるほう、教わるほう双方が苦しむだけです。
完璧主義でものを教えると、教えられる側の人間は、挑戦するのが嫌になってしまう。
人が嫌がることをさせようとするときは、ものすごいエネルギーがいるんです。疲れてしまう。
完璧ではない者同士、なんとか完璧に近づこうとして生きている。
これで十分です。
「お互い、がんばってるね」
と、いえたらハッピーです。