2023/11/27 07:51



20世紀は、みんなと足並みをそろえて、がんばらないとうまくいかない時代だったんだね。  


協調がいちばん大事な「努力の時代」だったんだ。  

でも、21世紀は波動が、ガラッと変わったんだよ。  

楽しく自分らしく生きれば、それだけで豊かになっちゃうの。  

自分が幸せじゃないと人の役に立てないから、最初は「自分ファースト」でいいんだよ。  

自分が実際にやってみると、「自分の喜びを優先する」ってことがどんなことかちゃんとわかる。  

だから、「きみも、自分の好きなことを優先しなよ」って、心から人に言ってあげられるんだね。  

いいかい、自分を助けてから、人を助けるんだよ。  

あるいは、自分の花を咲かせながら、同時進行で、「きみもやってみなよ」って言うのが、21世紀の助け合いだね。  

あなたがそう言ったときに、「いいね」って乗ってくれるのが縁のある相手だよ。  

「そんなことが、できるはずないじゃん」とか、傷つけるようなことを言う人も出てくるかもわからない。  

そういう人は相手にしちゃダメなの。  

同じ波動の人のところへ行ってもらおうね。  

一生のうちに、誰か1人だけでも、褒め合って、喜び合いながら、一緒に花を咲かせられる人に巡り会えたらいいんだよ。  

気楽にしていると、そういう人が出てくるよ。  

いまならインターネットもあるから、20世紀よりもずっとご縁のある人と出会いやすいかもしれないね。  


相手の個性を認めてあげることも大事だよ。  

それが「愛」っていうものだから。  

それには、まず自分の個性を認めること。  

それでね、ときどき人の楽しみを優先してみてほしいの。  

そうすると、自分の楽しみを優先するときより、何倍、何十倍も楽しいって思うんだよ。  

こんなことを言ったら、あの人、うれしい顔するかな。  

これをあげたら、喜んでくれるかな。  

そう考えてると、意外なんだけど、ワクワクして、自分がうんと楽しくなってくるの。  

人を楽しませることを考えながら生きていると、楽しさがまったく違うよ。  

人にうれしい顔をさせる人生って、最高だよ。  

あなたが1つ誰かを喜ばせると、相手の人は「笑顔」っていうきれいな花びらを1枚見せてくれる。  

きれいな花びらにたくさん囲まれると、あなたの花もどんどん開いていくんだね。  


斎藤一人  宇野信行 著  
『斎藤一人 成功の花を咲かせなさい』より