2023/11/23 09:34



人の魂も、人生も、より豊かで幸せなほうへ進んでいくようになっています。     


それなのに、あなたが何か嫌な想いをしている、不快感を催すような考えをして苦しんでいるのだとしたら、まず立ち止まることです。     


その嫌な気持ちは「間違ってますよ。止まってください」という合図だからです。     


たとえば、1+1は「2」ですよね。     


それを「3」と書けば、間違いだから先生からペケをもらいます。     


「3」は間違いだ、ということがわかったのだから、次は「3」と書かなければいいのです。     


これが、間違いに気づいたときの軌道修正のコツです。     



ウマくいかないときは、ふりだしに戻って間違いを探すのもいいんです。     


「4」でも「5」でもいい、とりあえず「3」以外 のことをやる。     


そうやって、何か行動しているうちに正解の「2」にたどり着くんです。     


ただし、一度ペケをもらったことは次はやらない。     


同じ間違いを繰り返していたら、どんどん悪くなってしまうのですよ。     


わかりますか?     


いちばんの間違いは、同じ間違いを続けることなんだよ、と言いたいのです。     



同じことをやっているのはダメなんです。     


それで、「5」になり「7」になり、もっと嫌な気がする。     


それが、私たちのなかにいる魂からのメッセージです。     


あなたの魂は、あなたの人生をよく知っています。     


あなたがより豊かで幸せになるために必要なことを、あなた以上に知っているんです。     


そして、あなたが、あなたの生きる道からずれたとき、モヤモヤしたり、イライラしたり、嫌な気持ちを起こすことによって軌道修正を促そうとしています。     



ですから、合図が出たら、まず立ち止まるんです。     


同じことはもうやらない。     


そして、他のことをやらなきゃならないのです。     



斎藤一人 著     

『絶対、よくなる!』より