2023/11/21 07:58




道が二手に分かれていて「どちらに行けばいいことが起こるか」じゃなくて、


ついてる人は「どちらに行ってもついてる」し、

ついてない人は「どちらに行ってもついてない」んだよね。  

占いでも「北の方角が吉」とか言うけど、私はそういうのをまったく気にしません。  

なぜなら、私自身がついてるから、私の行くところが一番いいところなんだよね。  

だから千葉へ行こうが埼玉へ行こうが、私にはいいことしか起きないんです。  

それでイヤなことが起きたとしても、しばらくすると「あれがあって良かった」って、いいことに転化します。  

逆に、ついてないと思っている人はどこに行ってもついてないし、一つ問題を解決してもまた違う問題を引き寄せるんだよね。  

ついてる私は中学しか出ていませんが、大金持ちになれました。  

逆についてない人は大学を出たってついていません。  

みんな“大本”を変えないで、目の前で起きる現象だけを変えようとしているんだよね。  

ある人が「親が離婚して、父親が蒸発して、引き取られた先でいじめられて、結婚したらこんどは…」って延々と自分の不幸を語っていたから、私は「なんで自分だけに不幸が続くか、考えてみたことある?」って聞いたんです。  

自分だけに不幸が続くんだとしたら、「これっておかしいぞ」って思わないとダメなんだよ。  

心は思いだから、変えるのには1秒もかかりません。  

だからまず「ついてる」って言えば、その分だけ変えることができるんです。  

でも、そういう人に限って“見事に”やらないんだよね。  

何も変えずに何かを変えたいって無理です。  

元を変えずに現象だけを変えるのも無理なの。  

それで、思いを“完全に変える”のも実は無理なんです。  

じゃあ、何を変えるかというと、言葉を変えるの。  

心は“コロコロ”と動くから、変えたつもりでもすぐに元に戻ってしまいます。  

だから、その度に言霊で「大丈夫だよ」とか「ついてる」と言って、常に心が不安のほうを向かないようにしないとダメなんです。  


斎藤一人 著  
『お金の真理』より