2023/11/09 09:12

「人に親切にしたり、相手が喜ぶことをしたり、言ったりするのは、自分が好かれたいからなんだけど、それではダメですか」と聞いた人がいます。
それが当たり前。
だって、人はみんな自分のことが好きなんだから。
「自分が好き」というのが、いちばん大事なんです。
自分が嫌いな人は、自分がどうなってもいいと思っているし、人のことはもっとどうでもいいと思ってる。
自分のことが好きだったら、自分を刑務所に入れたくないから犯罪は犯さないけど、自分が死刑になってもいいぐらいに思っている人は平気で人殺しだってします。
自分のことを可愛がれないような人は、人のことも可愛がれません。
「自分のことばっかり可愛がっている人がいます」というけど、もし、その人がみんなに嫌われているんだったら、それは可愛がっていることにはなりません。
自分のことを嫌われる状態におくということ自体、自分のことを愛してないということだもの。
自分のことを追い詰めるようなことは、自分を愛している人はしないんだよ。
「私、孤独なんです」という人がいます。
だけど、絶海の孤島に住んでいるわけじゃないのに、孤独だとしたら、絶対間違ってるんだよ。
周りの人のことを褒めてるかい?
好かれるようなこともしてないで、好かれないのは当たり前。
それは自分を可愛がってないということです。
人に嫌われて、人生、楽しくないもの。
「人に合わせてばかりじゃ疲れる」というのは、合わせ方が間違っているんです。
お水いっぱいでも出してもらったら
「ありがとう」
そして、人を喜ばせる、愛のある言葉を言う。
それだけで絶対幸せになれます。
宇野信行 著
『斎藤一人 黄金の鎖』より