2023/11/02 08:17


「幸せの道」というのは、 本当は誰にでもあります。


私には私の道、あなたにはあなたの道があるんです。


その道が、なかなかはじまらないあなた、もしかして周りの意見のほうを聞きすぎていませんか?


周りの人の言う「幸せの道」は、周りの人が歩く道です。


それは、自分の道ではない生き方なのに、そうしなくてはいけないと思い込んでしまっているから、なかなか、自分の道がはじまらないのです。 


人の意見は聞いてもいいんです。


ただ、最終的に、どう生きたいのかを決めるのは自分です。


だって、誰かの意見に従って生きたら、それは誰かの人生になってしまうでしょ。 


というよりもね、誰かの人生を生きようとしても、結局、人は自分以外の人間にはなれないんですよ。


だから、モヤモヤするんじゃないかな。


そして、そのモヤモヤは、天の神さまが、そんなことを望んでいない証拠じゃないかな。


それよりも、自分の気持ちに素直になって、一歩、足を踏み出してみること。


そこから、自分の「幸せの道」がはじまるんです。


私はそう思っているから、前項に登場した女性にも言ったのです。


「好きなものは、好きだって言えばいいんだよ」って。


「もし、あなたが、そうしたいのなら、その男性にも好きだって言えばいい。それって悪いことではないからね」と言いました。


そう言ったのは、その男性とうまくいくからではないんですよ。


今まで自分を抑えて生きてきた人が、自分の気持ちに素直になれるって、ものすごい解放なんです。


たったひと言、「好き」と言えただけで幸せなんです。


その幸せが、この先につながっていく。


ここから先の人生がうまくいくんです。


ただし、これはあくまでもひとりさんの意見なんです。


あなたは、あなたの幸せを追求して明るく楽しく生きていくことです。



斎藤一人 柴村恵美子 

『人は死んでも生き続ける』より