2023/09/26 08:23



世の中には、いろんな人がいるものです。  

あなたが「触れてほしくない話題」に対して、ズケズケと言ってくる人もいるでしょう。  

たとえば、なかなか結婚しない人に対して、
「早く結婚して、ご両親を安心させてあげなさいよ」とか。  

子どもがいない人に対して、
「早く可愛いお孫ちゃんの顔を、親御さんに見せてあげなさいよ」とか。  

しかし、結婚するかどうか、子どもを産むかどうかは、すべて本人が生まれる前に、選んで決めてきていることなんだよね。  

「結婚する」と決めてきている人は、時期がくれば、必ず結婚します。  

「今生では、結婚しない」と決めている人は、結婚しない代わりに、仕事やライフワークにいそしむことになるんです。  

だから本来は、親であろうと、親戚であろうと、結婚や出産に、口をはさむべきではないんだよね。  

なかなか結婚しない息子や娘に対して、  

「あんた、なんで嫁が来ないの?」とか、  

「いつまでも選り好みをしていちゃダメよ」とか、  

「このままだと行き遅れになっちゃうわよ」などと、何度も何度も言うことは、「いじめ」と一緒だよ。  

本人が言われてイヤなことを何度も言うのは、言ってはゴメンなさいだけど、親や親戚のほうが「魂が未熟」ということだよね。  

この問題を解決する方法は、ひとつしかありません。  

「親や親戚は放っておいて、自分が魂を向上させる」  

これにつきるんです。  

自分の魂が上がると、あなたに「傷つくようなことを言う人」は、なぜかそばに来られなくなります。  

世の中には、「波長の法則」というものがあります。  

「波長」とは、その人がいつも心で強く思っていることが、「見えない電波」のように出ているもので、  

「自分の出している『波長』と同じ電波を放っている人だけが、長く一緒にいられる」という法則があるんです。  

だから、「イヤなことを言う人」とは、違う「波長」になってしまえば、長く一緒にいることはなくなるの。  

もしくは、イヤなことを言う人とたとえ離れられなくても、あなたの「魂のステージ」が上がってしまうと、いままでいちいち気になっていたことが、なぜか気にならなくなるものなんですよ。  

誰かがイヤなことを言ってきても、「ああ、私をビシビシ鍛えようとしてくれているんだわ。ありがたいわね~」と“美化”して受け止めることができます。  

また、向こうが何を言ってきても、平気の平左で、「ああそうですか」「まあ、それはそれは…」と、さらりとかわせる自分になれるんです。  

あなたが魂のステージを上げてしまえば、あなたはいちいち傷つくことはなくなります。  

イヤなことを言う人がいたら、
「よーし、魂のステージをうんと上げるチャンスだな!」と思ってくださいね。  

こうやって、気合いを入れて生きていれば、どんな問題が来ても、スカっと解決することができるのです。  


斎藤一人 著  

『おもしろすぎる成功法則』より