2023/09/18 08:28



人の魂も、人生も、より豊かで幸せなほうへ進んでいくようになっています。     


それなのに、あなたが何か嫌な想いをしている、不快感を催すような考えをして苦しんでいるのだとしたら、まず立ち止まることです。     

その嫌な気持ちは「間違ってますよ。止まってください」という合図だからです。     

たとえば、1+1は「2」ですよね。     

それを「3」と書けば、間違いだから先生からペケをもらいます。     

「3」は間違いだ、ということがわかったのだから、次は「3」と書かなければいいのです。     

これが、間違いに気づいたときの軌道修正のコツです。     


ウマくいかないときは、ふりだしに戻って間違いを探すのもいいんです。     

「4」でも「5」でもいい、とりあえず「3」以外 のことをやる。     

そうやって、何か行動しているうちに正解の「2」にたどり着くんです。     

ただし、一度ペケをもらったことは次はやらない。     

同じ間違いを繰り返していたら、どんどん悪くなってしまうのですよ。     

わかりますか?     

いちばんの間違いは、同じ間違いを続けることなんだよ、と言いたいのです。     


同じことをやっているのはダメなんです。     

それで、「5」になり「7」になり、もっと嫌な気がする。     

それが、私たちのなかにいる魂からのメッセージです。     

あなたの魂は、あなたの人生をよく知っています。     

あなたがより豊かで幸せになるために必要なことを、あなた以上に知っているんです。     

そして、あなたが、あなたの生きる道からずれたとき、モヤモヤしたり、イライラしたり、嫌な気持ちを起こすことによって軌道修正を促そうとしています。     

ですから、合図が出たら、まず立ち止まるんです。     

同じことはもうやらない。     

そして、他のことをやらなきゃならないのです。     


斎藤一人 著     

『絶対、よくなる!』より